ケモノにパクチーの味を覚えさせてしまった

山の民なら誰もが経験したことのある鳥獣害。我が家の畑はネットでぐるりを囲っている。3月〜5月の中頃までは侵入された形跡がなかったが、ジャガイモの花が咲く頃、雨の日の夜にイノシシが入り、ニンジンとジャガイモを壊滅させられた。

侵入経路は藪に隣接するところで、ここは絶対入るだろうと、ネットの他に重たいフェンスでバリケードをしていたが、持ち上げられて入られてしまった。人間でも持ち上げられるくらいだから、全身筋肉のイノシシにはわけないこと。油断していた。

一度入れると思われると、なんども入られる。結局、ジャガイモとニンジンは全滅。

ちなみに、私は雨の日に被害にあいやすい気がしている。電気柵の会社に勤めている友人に聞くと、「地面が湿っていた方が穴を掘りやすいからではないか」とのこと。なるほど。

そして今日は、なんとホウレンソウを食べられたうえに、少しだけだがパクチーまで食べられた。まさか、こんな癖の強いものまで食べるとは思わなかったのでショックだった。ジャガイモやニンジンが食べられるなら、パクチーだらけにしようと思っていたが、これでは怖くてできない。

柵に抜かりがないか見回ったが、一体、どこから入ってきているのかわからない。そのうち日が暮れて、結局、今晩も無防備なまま。

ズッキーニとオクラ、トウモロコシを定植したが、さてどうなることやら。

虫や病気ならまだしも、ケモノに食べられるのはやるせない。

ここまでやられると、ただ守るだけではなく、一発かましたくなる。今年、罠免許を取得することに決めた。



わくわく!直売所生活(ライフ)

東京から大阪のチベット・大阪府能勢町に引っ越し、色々あって直売所出荷が生きがいになってしまった男の作業日誌。約20aの耕作放棄地を開墾しながら、花や野菜などを育てています。マイナビ農業で「直売所で月3万円稼ぎたい!」(https://agri.mynavi.jp/serialization/direct-sales/)を連載中。

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