3月25日に播種したパクチーを収穫した。だいたい収穫まで2ヶ月ほどかかる。
葉っぱも美しく、トウ立ちもせずに良い仕上がり。あと2週間は引っ張れるんじゃないか、と思う。全く、この季節はなんでもうまくつくれるなぁ。
パクチーといえば葉っぱを食べることが多いが、じつは根っこがもっとも香りが強い。畑で収穫していると、引き抜くたびにもの凄い香りがするのでよくわかる。
この根っこをオリーブオイルに浸して香りをうつした「パクチーオイル」と、細く刻んだニンジンを和えた「ニンジンしりしり」がめちゃくちゃ美味しい。5年前によく通っていた下北沢のピリカタント書店(という名の料理屋さん)で教えてもらい、感動した。それ以来、根っこを捨てるのはモッタイナイと感じるようになった。
パクチーの根っこは「間引きニンジン」くらいに太らせたい。そのためには、直播して直根を伸ばすことと、地下水位の高い湿ったようなところにまくのがいいような気がする。カピカピの土では、葉っぱがキレイな緑にならないし、細い根が増えるような気がする。細い根が増えると、収穫の際に引き抜きにくいし、洗うのも大変になる。
そんなことを、マイナビ農業の連載には書いてみた。大したことのない自分の話を書くのは気がひけるが、ぜひ読んでみてください。
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