ようやく、本当に、ようやく雨が降ったので、雨の中、喜びながら定植祭り。トウモロコシ、ラディッキオ、アスター、ひまわりなど、マルチなしの小物を定植。コスモスはちょっと間に合わなかった。アスターは600本。もうすぐ咲くカーネーションに始まり、グラジオラス、ジニア、ヒマワリ、ケイトウ、アスターと、初夏から秋にかけてなるべく花は切らさないようにしたいなぁ。
マルチしたところに植える果菜類は、夏どりだとどうせ安売り祭りになるので、秋まで引っ張れるように、鉢上げしつつ、根っこを限界まで増やしたいと思う。今年はナス、ピーマンが主体。もうちょっとしたら、遅植えのキュウリをまくところ。
ハーブ類がようやく発芽してきた。ホーリーバジル、スイートバジル、レモンバーム。
ここからが本題。
3年間連続で失敗しているパクチーファランも懲りずに播種したが、なんと初めて成功したのだった。
こいつはパクチーという名前だけど、コリアンダーとは遠い親戚程度の関係で、花壇苗でよく見かけるエリンジウムの仲間だそうだ。知り合いによると、「ファラン」とは「白い」と言う意味で、お察しのとおり、タイには白人が持ち込んだ。自生地はフロリダなどの南アメリカ。
タイの園芸書によると5〜6月にまくそうだ。その頃は雨期に入り、やや気温が低くなるらしい。それを意識して、探り探りで色々置き場所を変えてやってみたが、覆土はせず、最高気温が30度前後で、常に湿った環境を保てばポツポツと出てきてくる。これより暑いところでは発芽が悪く、通風のよい、表土が乾きやすいところではダメだった。具体的には、サイドを開けたハウスで底面給水をさせ、寒冷紗で保湿させたものが発芽が一番よかった。
大事なのが我慢強さで、他のハーブ類と違い、タネが小さいわりに発芽まで2〜3週間もかかる。今回発芽したのは、4月末にまいたもの。野菜としては他にない遅さなので、「失敗しちゃったな」と諦めるのではないか、と。僕もそんな記憶がある。ペチュニアやトルコキキョウなど、タネが小さい系の花くらい根気が必要なのだ。きっと。
タイの食材屋からパクチーファランを取り寄せて食べてみたが、強烈な香りがした。そもそもパクチーがめちゃくちゃ好きなわけではない僕は、濃厚すぎる香りと、レモングラスのように硬い葉っぱのおかげでえづきそうになり、生では食えなかった。嫁さんが刻んで水餃子に入れてくれたが、これはめちゃくちゃ美味しかった。これぞ、パクチー餃子という感じ。
じつは、わざわざパクチーファランを取り寄せたのは、挿し木をするためでもある。残念ながら根が途中で切られていたが、1日水に浸したうえで、根の切断面にルートン(発根促進剤)をまぶして、バーミキュライトに植え込んでおいた。葉っぱは展開中のもの以外を、3分の1に切断。軒下の日陰で、毎日霧吹きをしながら発根するのを待つ。もう1週間になるが、まだ発根はしていない。さて、どうなるか。
(追記:5月25日にちゃんと発根していました。数株なら、挿し木が簡単カモ)
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